家づくりを考え始めて、
いくつかのハウスメーカーを比較し始めた頃。
最初は楽しかったはずなのに、
- 情報が多すぎて整理できない
- どこも良さそうに見える
- 比べるほど決められなくなる
そんな状態に陥る人は少なくありません。
この記事では、
比較で疲れてしまう人が、共通してハマりやすい落とし穴を整理します。
比較で疲れるのは、意志が弱いからではない
まず大前提として。
比較で疲れてしまうのは、
判断力が低いからでも、優柔不断だからでもありません。
むしろ、
- 真剣に考えている
- 失敗したくない
- 情報をきちんと理解しようとしている
その結果として、起きやすい現象です。
落とし穴① すべてを同じ土俵で比べようとする
よくあるのが、
- 価格
- 性能
- デザイン
- 標準仕様
すべてを横並びで比較しようとするケースです。
ですが、
ハウスメーカーごとに 強みの置き方は違います。
同じ項目を並べても、
- そもそも重視しているポイントが違う
- 得意分野が違う
ため、
比較すればするほど、違いが分かりにくくなる
という状態が起こります。
落とし穴② 情報量=安心だと思ってしまう
カタログ、Web、SNS、口コミ。
情報を集めるほど、
「ちゃんと調べている」という安心感は増えます。
ただし、
安心感と納得感は別物です。
- 情報は増えたけど、決め手がない
- 見れば見るほど不安が増える
こうなったときは、
情報が足りないのではなく、整理が追いついていない
可能性が高いです。
落とし穴③ 他人の正解を探し始める
比較に疲れると、
- みんなはどこを選んでいるのか
- 失敗しない会社はどこか
- おすすめランキング
といった 他人の答え を探しがちになります。
参考にするのは悪くありません。
ただし、
他人の正解=自分たちの正解
とは限りません。
ここで軸を見失うと、
比較はさらに苦しくなります。
比較で疲れないための考え方
比較をやめる必要はありません。
ただし、比べ方を少し変えるだけで、負担は減ります。
① 「全部比べない」と決める
- 譲れないポイント
- 気になる点
この2つだけを見て、
それ以外は深追いしない。
👉
比較項目を減らすだけで、頭はかなり楽になります。
② 「合わない理由」を探してみる
良い点ではなく、
- ここは合わなさそう
- この考え方は違うかも
という視点で見ると、
選択肢は自然と絞られていきます。
③ 比較は「決めるため」ではなく「納得するため」
比較は、
最適解を見つけるための作業ではありません。
- 自分たちが選んだ理由に、納得する
- 後から振り返って、腑に落ちる
そのための材料集め、と考えるほうが
気持ちはずっと楽になります。
それでも迷うときは
どうしても判断が難しいときは、
- 話を聞いて整理する
- 第三者に考えを言葉にする
だけでも、頭の中は整理されます。
無料相談や展示場も、
比較の答えを出す場ではなく、整理のための場
として使うと、疲れにくくなります。
まとめ
比較で疲れてしまう人は、
真剣に家づくりを考えている人です。
- すべてを同じ土俵で比べようとしない
- 情報量=安心だと思いすぎない
- 他人の正解を探しすぎない
比較は、決断のためではなく、
自分たちが納得するための作業だと考えると、
家づくりは少し楽になります。


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